Dittoを活用した災害現場用ソリューション

※画像は端末間の繋がり方を示す一例です。Dittoを使用することで、端末同士が直接繋がります。

災害現場で役立つ弊社ソリューションのご紹介

1. ソリューション概要

災害発生時、通信インフラが寸断された極限状況下においても、Dittoの分散データベース技術と端末間通信を活用することで、現場の職員や関係者間でリアルタイムな情報共有・連携を実現します。これにより、迅速かつ的確な状況把握と意思決定を支援し、災害現場での情報連携の効率化に貢献します。

2. 3つの連携シーンにおける課題と解決策

① 災害現場での連携

Ⅰ. 課題

災害発生直後、通信インフラが途絶した現場では、隊員間の正確な情報伝達が困難になり、状況把握の遅れや効果的な指揮統制ができないという課題があります。

Ⅱ. 弊社ソリューションによる解決策

  • 弊社アプリを搭載した端末同士が、Wi-FiやBluetooth®を通じて自動的に端末間のメッシュネットワークを形成します。これにより、サーバーやインターネット接続が一切ない環境でも、テキスト、写真といったデータをリアルタイムに共有し、コミュニケーションを確立します

Ⅲ. 期待される効果

  • 通信インフラに依存しない安定したコミュニケーション手段を確保できます
  • 現場全体の状況がリアルタイムに共有されることで状況認識が統一され、指揮系統の迅速かつ的確な意思決定を支援します

② 外部組織との連携

Ⅰ. 課題

災害現場では複数の組織が連携して活動しますが、通信システムや指揮系統が異なるため、組織間の情報共有は限定されがちです。これにより、現場全体の状況把握が遅れ、活動の重複や連携ミスが発生するという課題があります。

Ⅱ. 弊社ソリューションによる解決策

  • 弊社アプリを搭載した端末同士であれば、事前のサーバー設定などが一切不要で、異なる組織の隊員間でも即座にセキュアな端末間通信を実現します。これにより、組織の壁を越えたリアルタイムな情報共有が可能になります

Ⅲ. 期待される効果

  • 各組織が持つ情報がサイロ化するのを防ぎ、組織横断での情報連携を支援します
  • 全体の状況に基づいた最適な役割分担と協調行動を促進し、救助活動全体の効率を最大化します

③ 本部などの遠隔地との連携

Ⅰ. 課題

不安定な通信環境では、現場と本部間で情報の不整合が発生します。さらに、本部からの重要な指示がオフラインの現場隊員に行き渡らず、双方向での確実な連携が困難となる課題があります。

Ⅱ. 弊社ソリューションによる解決策

  • 外部回線に接続したゲートウェイ端末が本部との間で双方向の差分同期を行うことで本部からの指示もオフラインの隊員へ自動で伝播されます
  • 弊社ソリューションは通信が途切れても自動で再接続し、データ連携を維持するため、過酷な環境でも利用が可能です

Ⅲ. 期待される効果

  • 通信が途切れても自動的に最適な経路で再接続し、現場と本部を双方向で連携することで認識の齟齬をなくします
  • 限られた通信帯域や電力といったリソースの中で必要な情報を伝達し、救助活動の精度とスピードを最大化します

本事例お問い合わせは、下記フォームもしくは下記メールアドレスまでご連絡ください。

ditto-support@kksol.co.jp